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精密作業や開発現場でWebカメラを導入するメリット

プロが実際に試して感じた、ideaCamのものづくり現場向けソリューション

BenQ
2024/10/07

細かい部品やパーツの組み立て作業は、従来、専門技術としてその技術の習得が重視されてきました。しかし、コロナ禍を得て多くの活動がオンラインに移行し、作業手順を明確に示すレクチャーや、作業プロセスを明瞭に共有することが、重要なステップとして認識され始めています。

アナログ作業現場をデジタルデバイス、例えばWebカメラや電子顕微鏡を通じて共有する際は、その映像をリアルに再現することが重要です。このプロセスは、作業者や配信者にとっては追加のストレス源となり得るため、彼らの負担を軽減し、同時に作業効率を向上させる工夫が求められます。

ここでは、模型製作や電子工作など細かい作業を必要とする各分野のプロフェッショナルに手元の実演に特化したWebカメラideaCamと、付属する専用ソフトEnSpireを試してもらい、作業環境がどのように改善したか実証の様子を紹介します。

Utilizing the Laptop Display Ports

精密作業で作業効率をあげるためのポイント

適切なツールの使用

細かい部品には適した工具を使用します。例えば、精密ピンセットやルーペ、電気的に安全なはんだごてなど、作業に適したツールを選び、適切な方法で使用することが必要です。また、作業台を整頓し、必要なツールがすぐに使えるように準備しておくことも重要です。

精密さと集中力

細かい部品を扱う際は、手先の正確さが重要です。誤った配置や接続は、ミスや故障の原因となる可能性があります。そのため、作業中は集中力を維持し、細心の注意を払って操作を行います。

作業手順の整理

作業を始める前に、手順を計画し、必要な材料や工具を整理しておくことが重要です。あらかじめ作業の流れを明確にしておくことで、無駄な動きを減らし、効率的に作業を進めることができます。修理するべき点や、モックアップをあらかじめ用意しておきます。

製品の特徴や撮影環境の準備については導入ガイドも参考にしてください。

Case1
ideaCamなら視覚化が簡単に!

模型制作の塗装箇所を大きな画面で確認

ガンプラやプラモデルの組立、塗装を行う際、小さな部品への塗装が難しく、作業に苦労していました。拡大率の低い一般的な電子拡大鏡を使って作業を行う場合、視界が狭く、また拡大鏡を覗き込むような姿勢での作業が長時間続くため、作業がしづらい上に疲れがたまりやすかったのです。

そこで、ideaCamを電子拡大鏡として利用することで、プラモデルの細かい箇所への塗装が簡単になりました。ideaCamは3.5倍のデジタルズームが搭載されており、電子拡大鏡と遜色ない倍率で拡大することができます。

また、Webカメラですので、拡大した手元の映像を大画面モニターに接続して映すことができます。モニターを見ながらの作業は最初は慣れが必要ですが、視界が広い上に、モニターを見上げることで姿勢が良い状態で保たれることで、格段に作業がしやすくなり、疲れにくくなりました。

Utilizing the Laptop Display Ports
Utilizing the Laptop Display Ports
基盤の状態を多角なアングルから把握

従来の電子顕微鏡だと固定することが難しかったり、基盤を俯瞰して確認する際、撮影範囲が狭かったりする問題がありました。ideaCamを通じてそれを解決するだけでなく、電子顕微鏡よりもフレキシブルな撮影機材として活用できるなと感じました。

特にズーム機能が優秀で、ideaCamを俯瞰撮影状態でズームインするだけで、基板上のICチップの足がはっきり見えるだけでなく、はんだ付けに問題がないか、はんだブリッジが起こっていないかの確認がすぐにできました。

その上、15倍拡大レンズを装着すると、肉眼では確認しづらいガラス管のヒューズが切れていないかや、Raspberry Pieなどの精密部品の刻印文字の確認も瞬時に行うことができ、手軽にマクロ撮影が行える点が非常に魅力的でした。

Case2
ideaCamなら修正点の洗い出しをスムーズに!

コイルが外れた原因をスピード発見

電子基板の修理で、基板に既に実装されているコイルを取り外して他の基板に取り付ける際、取り外したコイルの状態確認及び修理後のコイルの状態確認する際に、ideaCamを活用しました。今までだと細かな部品の不具合を確認することが難しい状況にありました。

しかし、15倍拡大レンズを装着したideaCamを取り外したコイルに被せるように撮影することで、コイルの端子に被膜が形成されており、はんだ付けができない状態であるとすぐに発見することができました。

被膜を除去できたかどうかもideaCamを通してすぐに確認することができました。はんだが馴染んだかどうかの最終確認もこれ1台でチェックすることができるので、修理でのミスが減る上に、従来より作業スピードが上がりました。

Utilizing the Laptop Display Ports
Utilizing the Laptop Display Ports
塗りなおしの判断が瞬時にできるように

プラモデルを制作する時、塗装の確認を行う際に使用しました。マスキングをして大まかに塗装した後、マスキング漏れがないかの確認をする際や細かい部品に筆塗りを施す際、細かい箇所なので肉眼では確認しづらく、塗分け箇所の判別が難しいかったです。これにより乾いた後から塗りなおしの箇所を見つけたりして作業に時間がかかる上、手間取っていました。

そこで15倍拡大レンズを装着したideaCamを使用して細部の塗装を確認すると、塗装に問題がある箇所をすぐに発見することができました。細かい部品を筆塗りする際も、15倍拡大レンズを使用することで、塗膜の状態を手軽に確認することができ、細かい箇所の塗分けが簡単になりました。

塗りなおしの判断がこれまでに比べて瞬時にできるようになり、プラモデル制作全体の作業効率が大幅に向上しました。

Case3
ideaCamなら分かりやすく記録に残せる!

画面にメモでコミュニケーションを円滑に

今までだと開発の手順を口頭のみで説明だったり、開発会議で説明した内容をデータ化して共有することが非常に手間がかかっていました。そこでideaCamに付属されているソフトウェア、EnSpireの「マーキング機能」を活用することで、ウェブ会議や朝礼での打ち合わせ時などの意思疎通の効率性があがりました。特にノートパソコンが導入されているケースが多くなってきている作業現場で、商品または製品の不具合などを説明する場合に非常に有用です。

今まで画面越しに伝えることが難しかった工具や道具表面の質感や刻印を、ideaCamを使用することで簡単に、かつ大画面で多くの人に共有できるようになりました。特にideaCam専用のサービス、EnSpireがWebカメラとパソコン作業をシームレスに連携できるので良いです。

ideaCamは映像に直接メモを残すことができ、その内容をスクリーンショットを取ってフォルダに直接保存することができるので、画面を共有している全員に視覚的な説明を実現できます。かつデータをチームに共有することでコミュニケーションをより円滑にすることができます。

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