ゴルフシミュレーターは、試合の腕を磨き、自宅に居ながら現実に近い環境でコースをプレイできる最高の方法です。これを使えば、外に出なくてもスイングはもちろん、難しいグリーンへのアプローチショットのスキルアップにも繋がります。よりリアルで没入感のある映像にはプロジェクター自体も重要な要素の一つです。
ここではゴルフシミュレーター向けのプロジェクターの選択肢、そしてお部屋の環境に合わせたプロジェクターの選び方などについてご紹介いたします。適切なプロジェクターを選択することでお部屋が有名なコースに一変します。
今回、我々がシミュレーターを導入した空間は、高さ3メートル、横幅3.2メートルの縦長のスクリーン面に対し、奥行きは5.2メートルでした。決して恵まれたスペースとは言えませんが、従前のプロジェクターで映像の上下が切れていたものをBenQ社LU935STは余裕をもってスクリーン全面に投写することが可能でした。
2023年4月、ビジネスの中心街である東京都千代田区にオープンした シュミレーションゴルフ&パーソナルストレッチの複合施設「golfGT&Relaxsh」 に弊社ゴルフ用4KレーザープロジェクターLK936STを導入いただきました。
シミュレーションゴルフ用BenQ レーザープロジェクターが米国で8000台、約30億円の売り上げを記録したことを記念して、メディア向け製品
説明および体験会を 8/2(水)に開催しました。
ゴルフとバーチャルに造形の深い、お笑いコンビ・アメリカザリガニの
柳原哲也さんと平井善之さんが進行を担当し、ベンキューの担当者による製品の詳しい紹介の他、、ツアープロであり、 日本バーチャルゴルフ協会の理事長を務める柏木氏にもご登場いただき、通常のプロジェクターとゴルフ専用のプロジェクターでは実際のプレイにどういった違いが でるのか、柏木プロと柳原さんでシミュレーションゴルフを体験して頂きました。
まず最初に考えるのは、スクリーンのアスペクト(縦横)比です。普通のお部屋にゴルフシミュレーターを設置する場合は、アスペクト比を4:3または1:1に設定するのがヒッティングゾーンとしては最適です。4:3のアスペクト比のプロジェクター、特にXGA解像度では解像度が低く画像が荒くなりがちですが、4:3モードで表示できる高解像度のプロジェクターを使うことで鮮明な画像を表示することが可能です。16:9および16:10などのワイドスクリーンのアスペクト比のほうがさらにリアルで、離れた位置のグリーン上にあるカップがよく見えます。ワイドスクリーンプロジェクターであれば、解像度はさらに高くホームシアターや大画面テレビとしてもお使いいただけます。
高い解像度の映像では、木々の細部やバンカーの微妙な輪郭まで見ることができます。スクリーンが大きければ大きいほど、リアルな画像を映し出すために解像度がさらに重要になります。通常小規模なシステムではフルHD以下の解像度を使用し、WUXGAは中規模サイズのスクリーンに使われます。最高のワイドスクリーン体験には、4Kプロジェクターであれば180インチ以上のスクリーン上にも没入感のある画像を創り出せます。4K出力が可能なハイエンドシミュレーターを使う場合には、解像度の要素は特に重要です。
・プロジェクターの設置場所としては、ヒッティングエリアのすぐ後ろの上部が最適で、ティーの位置からおおよそ1.2m後ろです。その場所であればプロジェクターはスイング軌道から離れた位置で、スクリーンからの距離も十分あるためリバウンドしたゴルフボールがプロジェクターに当たることはありません。また人やゴルフクラブが影になることもありません。
・プロジェクターの「投写比」により、プロジェクターがインパクトスクリーンに映し出すために必要な距離が決まります。プロジェクターをどの程度後方に設置する必要があるかを決めるには、オンラインのプロジェクターカリキュレーターを使用できます。またはサイドバーの公式を使って計算できます。自宅にシミュレーションのセットアップをする場合は、投写比が約1.0以下の「短焦点」プロジェクターが望ましいでしょう。
注意:プロジェクターからスクリーンまでの距離を画像の幅で割ると、適切な投写比になります。ネイティブが16:9、または16:10のプロジェクターで4:3にレターボックスされた画像の幅に基づく投写比は、ネイティブのアスペクト比に基づくプロジェクターのスペックとは異なることが複雑な点です。必要な投写比を理解するには、スクリーンの幅よりも高さを使って公式を修正します。
・通常プロジェクターは、インパクトスクリーン前にある床の天井に設置するか、レンズシフトやキーストーン補正などの画像最適化補正ツールを使って、プレイエリアの横に設置されます。プロジェクターモデルの中には、プレイエリアからかなり後方に離れた場所に設置できる「デジタルシュリンク」の機能を持つものもあり、スクリーンからはみ出さないように画像サイズを縮小します。
ありがとうございました。