First is Best -MASTER LIGHTING-
BenQ光学実験室では、より快適で目に優しい照明環境の実現を目指し、徹底した光学実験を行っています。320時間にも及ぶ継続的な実験の中で、合計1億本もの光線をシミュレーションし、光がスクリーンや作業面にどのように反射・拡散するかを詳細に検証しました。こうした膨大なデータをもとに、最適な反射角度を導き出すことに成功し、画面への映り込みや反射を大幅に軽減する「非対称光学技術」を開発しています。
この非対称光学設計では、光源から発せられる光線が直接ディスプレイの表面に当たらないように、精密な角度で制御されています。そのため、スクリーン上に白紙や蛍光紙を置いても、通常の照明で見られるような反射や映り込みがほとんど発生しません。これにより、画面の視認性が向上し、長時間の作業でも目の疲れを抑えることができます。
さらに、BenQでは実験の精度を高めるために、分光器や輝度計といった専門的な計測機器への投資も積極的に行っています。
CRI(Color Rendering Index、演色評価数)は、1995年に国際照明委員会(CIE)によって定義された、照明光源の「色の見え方」を評価する指標です。CRIは0~100のスケールで表され、値が高いほど自然光(太陽光)に近い色再現性を持つとされます。CRIの算出には、8種類の標準色サンプル(R1~R8)の平均値が用いられますが、これらは主に淡い色調で構成されているため、鮮やかな色や極端な色相に対する評価が十分とは言えません。
近年、CRIの限界を補うために、より詳細な光の質評価指標として「TM-30-15」という新しい評価手法が米国照明学会(IES)によって提案されました。この手法では、Rf(Fidelity Index/充実性)とRg(Gamut Index/鮮やかさ)という2つの指標が用いられます。
ScreenBar Pro・ScreenBar Halo2では、CRIの演色評価数Ra≥95に加え、Rf>96、Rg≈100という非常に優れたスペックを発揮する設計を実現しました。これは、従来のCRI評価では見逃されがちだった「色の忠実性」と「鮮やかさ」両面において、最新の光質評価指標であるRfとRgを採用することで、「単なる明るさ」や「従来の演色性」だけでなく、目に映る色の自然さと鮮やかさを両立した照明を提供し、写真編集などクリエイティブな現場において極めて自然で快適な光環境を実現します。
光が物体の色をどれだけ自然で忠実に再現できるかを示す指標で、最大値は100です。数値が高いほど演色性が高いとされます。Raが95以上というのは、非常に高い演色性を持つことを意味します。
さらに詳細な演色性を評価する「TM-30」という指標における、演色性評価数です。最大値は100で数値が96を超えると、現代の照明で求められる高水準の演色性を持っていることを示します。
同じくTM-30の指標で、色の彩度(鮮やかさ)を評価する指標です。最大値は105でこの数値が100に近い場合、彩度を損なうことなく、本来の色彩を再現できていることを示します。
米国のオフィス照明基準では、一般的な事務作業に推奨される照度は500Lux、色温度は4000Kが理想的とされています。これは目の疲れを軽減し、快適な作業環境を維持するための数値です。日本でもJISの照明基準や厚生労働省の規則によって、事務所の照度は300~750Luxが推奨されており、パソコン作業には500Lux前後が適しているとされています。色温度についても、4000Kの昼白色は長時間の作業でも目に優しく、自然な色再現性を保つために選ばれています。
ただし、一般的な照明器具では、設置位置や高さによって照度(Lux)が大きく変化するため、基準通りの照度を維持することが難しい場合があります。ScreenBarはセンサーによる自動調整機能を備えているため、デスク上の明るさを常に最適な状態に保つことができ、基準に沿った快適なオフィス環境を安定して実現します。自動調光モードで500Lux、4000Kの光を提供するよう設計されており、実際にこの照明条件をユーザーとともに再現したところ、目の疲れが軽減され、快適な作業環境が得られることが確認できました。
ScreenBar Haloシリーズはバイアス照明としても作用します。これはモニターやテレビの背後に配置される光源のことを指します。この照明は、使用中のディスプレイの後ろに設置され、外部のバックライトとして機能します。バイアス照明は、画面の明るさと周囲の明るさを調和させることで、視覚的な快適さを向上させる役割を果たします。 バイアス照明の目的は、暗い部屋で明るいモニターやテレビを見るときの目の疲れを軽減するために、一貫した光を提供することです。バイアス照明を設置すると、ディスプレイの見た目のコントラストが向上し、画像の黒や暗い部分が深く感じられるようになります。 バイアス照明を導入することで、周囲の明るさを調整し、目の負担を軽減することが可能になります。これにより、より快適に視聴やゲームプレイを楽しむことができるようになります。
国立台湾科技大学との共同研究により、バイアス照明(バックライト)が目の疲労軽減に役立つことが分かりました。12種類の光の中で、実験参加者の多くは12番目の照明モードが一番疲れないと感じたと回答しました。12番目のバックライトは500Lux、4000Kの補光フロントライトを組み合わせ構成されています。
そのほかにも製品の品質、デザイン、外観の向上に専念し、ユーザーの視力保護と快適性における光学技術の影響を総合的に理解するため、各大学との共同研究を継続的に進めています。
・モニター周辺の補助光源が目の快適性に与える影響(協力機関:国立台湾科技大学)
・ LEDと近視の関連性の検証(協力機関:国立台湾大学)
・ 照明と色彩に関する研究(協力機関:中原大学)
当社のLEDサプライヤーは、 光半導体ソリューションの世界的な大手会社であり、最新のLED技術があり、またLED照明のフリッカーに関するIEEE PAR1789規定に準拠しています。さらに欧州連合の評価であるIEC/TR 62778およびIEC/TR62471により、BenQが使用するLED光源はブルーライトの安全性が高いと判断されました。BenQは最大17年の耐久性を誇る最高品質のライトを追及することで、オフィス空間を均一に照らし、目の疲れを緩和し、より快適な照明生活を実現します。
BenQ Smart Lightningは、チーム全員が情熱を持って分析・改善・設計を行った結果、モニター照明の先駆者となりました。現在では、目に優しい光を保証する3つの国際認証をすべて取得した唯一のデスクランプです。ScreenBarの上品さと安定的なデザインで国際デザイン賞を受賞しています。
今やScreenBarは First-世界初のモニターライトだけではありません。 目の快適さを再定義し、照明技術の新たなスタンダードBest-デスク照明の最適解となっています。私たちは妥協せずより生産的で集中でき、より人に寄り添った究極に心地のよいあかりを届けるために、照明のあり方を追求し続けています。
モニターライトはクリップでモニターにつけられる照明製品です。目の疲れを軽減し、省スペースなどのメリットがあります。
LEDの寿命は約50,000時間です。一日8時間点灯して約17年間持つことを想定しています。
使用目的を考慮し、選択したモニターライトがご自身のモニターと互換性があることを確認することが重要です。
ScreenBarの長さは45センチです。
ScreenBar Halo2・ScreenBar Proの長さは50センチです。
一般的なデスクライトとは異なり、机の上に設置する必要がなく、画面の映り込みを軽減できるのがポイントです。