価格 数量

どんな場所でも完璧にホームシアタープロジェクターを設置する秘訣

投写シミュレーターを使って投写距離から計算しよう

BenQ
2023/01/21
ショースロープロジェクションによる没入型視覚体験
リビングルームでのプロジェクター設置
スクリーンのサイズと投写距離(プロジェクターのレンズからスクリーンまでの距離)の関係を理解する

一般的にプロジェクターを大きな画面で映す場合には、スクリーンの位置から長い距離が必要となります。 最近では短焦点や超短焦点のモデルのプロジェクターも増えてきているため、様々なお部屋のサイズに合わせた柔軟な設置方法が可能になり、100インチ以上の画面サイズを実現することもできます。短焦点、超短焦点も標準焦点のモデルと基本は変わらず、スクリーンとレンズの距離を離すことでより大きな画面サイズになります。

画面サイズから最低限必要な部屋のサイズを計算することも出来ます。例えばプロジェクターの仕様表に2.5mで100インチという記載があれば、100インチの画面サイズを投影するためには、スクリーンとプロジェクターの距離を2.5m離す必要があります。また16:9のアスペクト比の場合、100インチの横幅は約2.2mで、部屋の形状にもよりますが少し余裕を見て約6.6~9.9㎡(4~6畳)のスペースが必要となります。

理想的な家庭用プロジェクターを選ぶ上で重要なのは、部屋のサイズと映し出したい映像のサイズです。 まずはプロジェクターを設置できる最長距離を測定します。部屋の形がL字、多角形など四角形ではない特殊な形をしている場合は、家具の配置を確認した上でスクリーンを設置できる面と、そこからプロジェクターを設置できる距離までを測ります。映像を最大サイズで映し出したい場合には、部屋の壁と壁の間が最も離れている長辺にスクリーンとプロジェクターを設置する必要があります。

こちらのシミュレーターから、モデル別に必要な距離と実現できる画面サイズをシミュレーションすることができます。

環境に合わせた柔軟な設置方法

最近のプロジェクターは様々な環境や設置方法に合わせた機能を有しているモデルが増えてきています。例えば卓上設置や天井からの吊り下げ設置(天吊)などは設置方法としては一般的でしたが、スクリーンに対して真正面から映す必要がありました。最近では、スクリーンの真正面にプロジェクターを設置しなくても画面を補正できる台形補正(キーストーン)機能や、レンズシフト機能を備えたモデルがあります。

天井および卓上のプロジェクター設置

スクリーンに対して正面にプロジェクターを設置できる場合は、スクリーンまでの距離と映したいサイズのみを考慮すれば大丈夫です。正面以外のスクリーンに対してプロジェクターを上下(仰角、俯角)に傾ける必要がある場合は、縦方向の台形補正機能あるいはレンズシフト機能が必要となります。

スクリーンに対して横からプロジェクターを映す場合は、横方向の台形補正機能、あるいはレンズシフト機能が必要となります。これは真正面以外から映した場合にレンズからの距離が遠くなる辺の長さが長くなり、本来であれば映像が真四角の長方形になるべきところが結果として台形に変形して表示されてしまうためです。その台形効果を補正する機能として、台形補正やレンズシフトの機能があります。

台形補正とレンズシフトの違いは、台形補正はデジタルな補正方式で長辺と短辺の差分の三角形を映さずに補正をかけているのに対し、レンズシフトは物理的なメカニズムで投写方向をずらしています 。このため元々真っ直ぐに配列されていたドットを斜めに切る形となり、台形補正がかけられている辺はよく見るとギザギザになっています。

モデルによっては縦の台形補正のみの機能や台形補正のかけられる角度など違いがあるため、モデルごとの補正機能の詳細については各製品ページの仕様表をご参照ください。

縦方向の台形補正でプロジェクターの設置を微調整する

縦方向の台形補正

レンズシフトによるプロジェクションの微調整

レンズシフト

プロジェクターの特性を理解し、設置環境に合わせて大画面で楽しむ

ご自身のニーズを満たすプロジェクターを選ぶには、前述の通りどの壁に映すのかを決め、プロジェクターの配置場所やスクリーンまでの距離を知る必要があります。

リビングルームでのショートスロー投影による没入型視覚体験
リビングルームでのショートスロー投影による没入型視覚体験
リビングルームでのショートスロー投影による没入型視覚体験

一般的な焦点距離のプロジェクターでは80~100インチを映すのに必要な距離は2.5m前後必要です。 特殊なレンズを使い焦点距離を短くした短焦点モデルでは、100インチを実現するために1.5~2mの距離まで短くなります。鏡を本体に内蔵し反射させて焦点距離を更に短くした超短焦点モデルでは20~30センチ程度で100インチを実現できるものも存在します。

超短焦点モデルの場合は、プロジェクターからスクリーンまでの長い距離を取る必要がなくなり、部屋の環境に左右される要素が少ないため設置の柔軟性は非常に優れています。ただし、プロジェクターからスクリーンへの光の入射角が急(鈍角)なため、反射された光が効率的に目に届くように表面が調整されたスクリーンを用意するのが好ましいです。

最近ではテレビでも大画面での視聴が可能ですが、80インチ以上の画面サイズの1インチあたりのコストを比較した場合、プロジェクターの方がコストパフォーマンスの点において優れています。大画面での映画鑑賞やゲーム、テレビチューナーを繋いでスポーツ観戦を大人数で楽しむなど、テレビ以上の楽しみ方もプロジェクターでは可能です。

また当社では天井に映像を映し出すことができるモデルも取り扱っております。 是非おすすめの製品を以下から御覧ください。

<おすすめ製品>

関連記事

この記事は役に立ちましたか?

はい いいえ
TOP