2026 年 4 月 22 日、BenQ はゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」の製品体験会を都内にて開催しました。このイベントでは、「MOBIUZ」が掲げるゲームのための映像設計コンセプト「ゲームアート」を軸にした『仁王3』クリエイタートークセッションや、コーエーテクモゲームス作品×「MOBIUZ」ゲーミングモニターのタッチアンドトライなどが実施されました。
会場には「MOBIUZ」シリーズの最新量子ドット有機 EL ゲーミングモニターの 3 機種が展示。実際にゲームをプレイしながら、豊かな色表現やコントラスト、高リフレッシュレートによる滑らかな描画を体験できる試遊コーナーが用意されており、ゲームごとのアートスタイルに最適なビジュアルを描く「ゲームアート」の境地を堪能できました。
大画面で高解像度/ハイリフレッシュレートを実現した「EX321UZ」
シングルプレイはもちろん競技的タイトルにもマッチする「EX271UZ」(写真右側)
各モデルには、ゲームの没入感を高めるための技術がさまざまに詰め込まれています。“色飛び”が起きないための適度な「彩度」「コントラスト」はもちろんのこと、「ファンタジー」「Sci-Fi」「リアリスティック」とゲームごとのアートスタイルに合わせたカラーモード、AI 映像最適化機能「Smart Game Art」を搭載していることが強みです。
そして今回の体験会の核のひとつとなったのが、『仁王3』ゼネラルプロデューサーの安田文彦さん、アートディレクターの田渕賢作さんを招いたトークセッションです。『仁王』シリーズは、和のダークファンタジー的世界観とビジュアル表現に強いこだわりを持つタイトルとして知られており、そのゲームアートを「開発者視点」からも掘り下げる試みは、ハードコアゲーマーにとって興味深いトピックです。
本記事では、安田さんによるトークセッションのポイントと、会場に展示された MOBIUZ 各モデルの特徴を振り返りながらご紹介します。
『仁王3』アートディレクターの田渕賢作さん(写真左)、ゼネラルプロデューサーの安田文彦さん(写真右)
トークセッションでは、『仁王3』クリエイターからコーエーテクモゲームスの安田さんと田渕さんが登壇。ベンキュージャパンで副社長を務める洞口さんの進行で、『仁王3』における世界観表現とビジュアルデザインについてのトピックが展開されました。
『仁王3』は、過去作から更に探索の自由度を高めた“オープンフィールド”システムを採用。安田さんいわく「ゲーム内で渡り歩くことになる“時代”は、初めて訪れたときに大きな変化を感じてもらえるように設計している」とのことで、各フィールドのカラーリングや天候、オブジェクトやそのシルエットなどにも『仁王3』に没入させるための表現を取り入れていると語りました。
アートディレクターの田渕さんからは、本作のモチーフである“地獄”についてコメント。時代ごとに「戦国時代ではマゼンタ寄りの“赤”」「平安時代では八寒地獄をテーマにした“青”」「古代は血の池を思わせる“赤”と黄昏時の“黄色”」、そして「幕末は禍々しい“紫”」をキーカラーとしていると解説しました。
『仁王』シリーズのビジュアルコンセプトは「ダーク戦国」をキーワードとしており、妖怪がうごめくおどろおどろしい雰囲気と「和」の世界観の融合を重要視しています。
ステージでは実際に田渕さんのゲームプレイも披露され、「ダークな和の世界を大切にしながら“緊張感のあるバトル”や“目的地までどんどん進みたくなる演出”も重視している」とコメント。さらに安田さんは「プレイヤーの感情を鼓舞する表現を強く意識している」と話しながら、「MOBIUZ」シリーズの“ゲームアート”と『仁王3』の相性の良さを示しました。
またトークセッションでは“もし『仁王3』に続くさらなる続編を開発するのなら……”という、シリーズファンの心を突き動かすようなトピックも飛び出しました。
これについて、安田さんは「まだ『仁王3』が発売して 2 ヶ月なので、先を考えるのは大変ですが……(笑)」と言いつつ、次回作で「MOBIUZ」を使いながら開発をするとしたら、3 種のゲーム向けカラーモードの中でも“ファンタジー”モードで「ダークな和風世界」をチェックしつつ、地に足のついた「歴史」を描くために“リアリスティック”モードでそれぞれ映えるビジュアルを描きたいと、最前線に立つゲーム開発者の視点からコメントしました。
31.5 インチ・4K/240Hz 対応の「EX321UZ」は、4K 解像度と量子ドット有機 EL ならではの広色域・高コントラストにより、フィールドの情景描写や光源表現、キャラクターの質感まで、作品世界を細部までリッチに描き出します。
一方、「EX271QZ」は 26.5 インチ/WQHD で最大 500Hz という超高リフレッシュレートを特徴としています。動きの激しいアクションゲームや没入感重視のシングルプレイヤー RPG などで、ディスプレイ環境にこだわって「高速描写」「精細な映像表現」の双方を追求したいユーザーの期待に応えてくれるゲーミングモニターです。
「EX271UZ」は 26.5 インチの 4K/240Hz 対応モニター。先述した 2 製品と同じくゲームアートの表現力を備えながら、対戦ゲームだけでなく RPG やシネマティックなシングルプレイヤー作品にマッチする“オールラウンダー”とも言えるモデルです。
「EX271UZ(写真右側)」の“色の深み”がスゴい
タッチアンドトライの前には、『仁王3』のロケーションを比較したデモも披露されました。彩度とコントラストの豊かさが際立っている様子は圧巻で、特にフィールド内の「灯り」や「光が差す木造建築」の描写は目を見張るクオリティです。
いずれも「赤」「茶」「黃」の各カラーが巧みなバランス感で配分されており、ゲーミングモニターを変えるだけで「ゲーム内のグラフィックス設定を 1 段階高めた」かのような錯覚を感じられました。これらの製品は BenQ 独自の AI 映像最適化機能「Smart Game Art」を搭載しており、作品ごとのアートスタイルに合わせて色やコントラストを自動で最適化できる点が特徴です。
アニメ調からフォトリアルな RPG まで、数百タイトル分のデータをもとにアートスタイルを自動認識し、作品ごとの世界観や空気感をより印象的に楽しめる映像表現を実現。ユーザーが自ら細かな色調整やガンマ設定を行わなくても“ゲームの世界観への没入度を深める表現設定”でゲームをプレイできます。『仁王3』のように、暗部表現やエフェクトの色味がゲームプレイに直結するタイトルほど、この自動最適化の恩恵を受けやすいと言えるでしょう。
「ビジュアル表現に情熱を注いだゲーム」を遊ぶのであれば、プレイ環境にもこだわり抜きたいもの。“視覚から感じるゲームの魅力”を改めて感じてワンステップ上の映像表現を楽しみたい方は、ぜひ「MOBIUZ」シリーズラインナップをチェックしてみてはいかがでしょうか。
「ビジュアル表現に情熱を注いだゲーム」を遊ぶのであれば、プレイ環境にもこだわり抜きたいもの。“視覚から感じるゲームの魅力”を改めて感じてワンステップ上の映像表現を楽しみたい方は、ぜひ「MOBIUZ」シリーズラインナップをチェックしてみてはいかがでしょうか。