PS5やXbox Series X/Sが登場し、家庭用ゲーム機が主流となる中で、ゲーム用には4K HDRディスプレイが必須となりました。同様に、PCでも4K解像度が最も急成長しているセグメントであり、新しいハードウェアのおかげで、超高精細画質がPCゲームでも可能になっています。そのため、すべてのゲームディスプレイの基準は4K HDRであり、もちろん低遅延も必要不可欠です。 しかし、どのタイプのディスプレイが自分に合っているのか悩む方が多いのも事実です。結局のところ、プロジェクター、テレビ、モニターにはそれぞれ利点があるため、ベストな選択は、家庭環境やプレイするゲームの種類など、個々の状況によって異なります。また、多くのゲーマーは、家庭用ゲーム機にプロジェクターを、PCゲーム用にモニターを組み合わせる傾向にありますが、複数のディスプレイを選択しゲーム体験の幅を広げることも可能です。 当然のことながら、予算によって選択肢は大きく左右され、これらのディスプレイタイプはすべて、エントリーレベルから高価なプレミアムモデルまで多岐にわたります。 プロジェクター、テレビ、モニターのいずれをゲーム用に選ぶべきかを判断する際に考慮すべき主要な要素について説明します。
主に一人称視点や三人称視点のシューティングゲームなどの競技性が高いゲームを好む場合、モニターが最適です。この場合、視覚的な質よりも高いフレームレートを優先することが多いため、4K HDRを選ぶことをお勧めします。PCゲームをプレイする場合には32インチまでの4Kモニター、または43インチから55インチのゲーミングテレビが理想的です。少なくとも120Hzのリフレッシュレートと可変リフレッシュレート(VRR、FreeSync、G-Sync)に対応しているものを選びましょう。現在では、HDMI 2.0よりもHDMI 2.1ポート、4K 120Hzに対応しているものをお勧めします。また、低遅延であることは必須であり、4ms以下の応答速度を実現するモデルが理想的ですが、16msは最低限超えないよう選定しましょう。 小型の4Kゲーミングモニターやテレビの利点は、できる限り画面の近くに座り至近距離でゲームの世界観をを見て楽しめることです。競技性が高いゲームは、素早い動きや細部を迅速に捉える能力が必要となります。そのため、ディスプレイはスペースを取りすぎず、限られたスペースでも設置可能な小型なものが最適です。
スポーツやレースなどのカジュアルなゲームジャンルを好むゲーマーには、大きなスクリーンがおすすめです。同様に、協力プレイやマルチプレイを楽しむ場合も同様です。「GTFO」のような4人プレイのシューティングゲームを楽しむなら、全体がより良く見えるように、より広い画面が必要です。スポーツやレースを楽しむなら、大きな画面と優れた色彩表現が求められるため、65インチのOLEDテレビや80インチから150インチの映像が投影可能なゲーミングプロジェクターをお勧めします。65インチのテレビの場合は、画面分割した際各プレイヤーが非常に小さなサイズになってしまうのに対し、プロジェクターは画面分割の際も十分なサイズでお楽しみいただけます。 カジュアルなパーティーゲームの場合は、「通常」のテレビやホームシネマプロジェクターで十分です。この場合、低遅延や可変リフレッシュレートは必須ではありません。しかし、スポーツ、レース、チームシューティングゲームの場合、低遅延、高リフレッシュレート、およびVRRサポートしているか否かがゲームへの満足度を左右するためゲーミング用に設計されたテレビやプロジェクターが必要です。 現在、ゲーミングプロジェクターは応答速度、リフレッシュレート、および遅延がゲーム用テレビと同等であるため、はるかに大きなディスプレイサイズを投影する点でスペックとしては優れています。また、OLEDテレビはほとんど遅延がなく、画質も優れていますが、パネルは時間とともに劣化し、画質を維持することは難しいのが現状です。新しい4LED技術を採用しているプロジェクターはそういった観点でも不安要素はないため問題になりません。
お気に入りのゲームがGTA、DEATH STRANDING、アサシンクリードシリーズ、サイバーパンク2077、またはスターフィールドのようなタイトルである場合、80インチから150インチの画面サイズは保証されているゲーミングプロジェクターが最適です。しかし、重要な点は画面サイズだけではなく、低遅延、HDR、および4K高画質を備えたゲーミングに特化したプロジェクターを選ぶ必要があります。120Hz対応しているに越したことはないですが、オープンワールドゲームは60Hzで十分楽しめるため、視覚的なディテールが表現できるかどうかのグラフィック品質が高リフレッシュレートよりも重要な点です。 オープンワールドゲームは非常に魅力的であり、長時間プレイすることが多いため、テレビとは異なり、プロジェクターはブルーライトを直接浴びることがないため、目への負担が非常に少ないです。映画館を考えてみてください。3時間の映画を見ても目の疲れを感じませんが、同じことをテレビやモニターで行うと疲れます。これは、直接多くのブルーライトを浴びることで、目に対して大きな負担を強いているためです。したがって、これはプロジェクターのもう一つの利点です。
視聴距離は、おそらく最高の視聴体験を得るための最も重要な要素です。近くに座りすぎると、迫力ある映像を間近で見ることで映画やゲームの世界観に没入しやすくなりますが、疲れの原因になるのは確かです。また、大画面のテレビやプロジェクターの場合、一つ一つの動きを追うことも疲労感に繋がります。逆に、遠くに座りすぎると高い解像度の映像も認識することが難しくなり、品質の良さが薄れてしまいます。
部屋のサイズは視聴距離を大きく左右します。小さなリビングルームに150インチのプロジェクタースクリーンを設置すると、圧倒されてしまうでしょう。75インチのテレビも同様です。逆に、広いスペースがある場合、55インチのテレビを選んでコストを削減しようとしても、画面から1.2m以内で視聴しなければ真の4K体験ができず、無駄になってしまいます。
THXに戻りますが、視聴距離に関する主要な権威の一つであるTHXは、36度の水平視野角を推奨しています。この角度は、私たちの自然な視野角に最も関連し、THXはこれを最も「映画的」と表現しています。この推奨はゲームにも適用され、プロジェクターだけが最適な位置から36度の視野角を収めるのに十分な投影サイズを実現します。
画面/投影サイズ
視聴距離(画面からの距離)
55 inches
6.1ft (187cm)
65 inches
7.3ft (222cm)
77 inches
8.6ft (262cm)
80 inches
8.9ft (273cm)
90 inches
10.1ft (307 cm)
100 inches
11.2ft (341 cm)
120 inches
13.4ft (409 cm)
140 inches
15.6ft (477 cm)
160 inches
17.9ft (545 cm)
180 inches
20.1ft (613 cm)
200 inches
22.3ft (618 cm)
Some room and screen size recommendations based on common settings:
- Very small rooms such as 7 x 10 feet, opt for a 55” gaming TV and sit no further than six feet away.
- Small rooms sized 10 x 13 feet are best with an 80” gaming projector screen or a 75” gaming TV, with the viewing distance optimized at 8-9 feet.
- Medium rooms of 12 x 18 feet are ideal for a 100” gaming projector screen with an 11-foot viewing distance.
- Larger rooms sized 15 x 20 feet or more deserve the 120” gaming projector treatment, and you should sit approximately 13 feet away from the screen.
現在では4Kが標準となっており、エントリーモデルから最上位のプレミアムモデルまで幅広いディスプレイで4Kを手に入れることができます。「4K」という用語自体はピクセル数以外にはあまり意味を持たず、箱にHDRと書かれていても、ハイダイナミックレンジの体験が得られるわけではありません。ブランドや具体的な製品の詳細が重要で、それが価格に影響します。
一般的に、モニターが最も安価で、次に非ゲーミングテレビ、ゲーミングプロジェクター、そして最も高価なのがゲーミングに特化したテレビです。もし予算が許すようであれば、また究極のゲーム体験を求めるのであれば、4K 120Hz、HDR、VRR、HDMI 2.1に対応するテレビを選ぶのが最適です。この記事の執筆時点では、ゲーミングプロジェクターはまだVRRやHDMI 2.1を備えていないため、純粋なスペックの面では高価なゲーミングテレビが最良の体験を提供します。画面サイズを重視するなら、ゲーミングプロジェクターが最適です。映画館クラスの120インチ以上の投影サイズを求める場合、他のデバイスでは再現不可能です。
予算が限られている場合は、画面サイズ、性能など、何かを妥協しなければなりません。ゲーミングモニターは幅広い価格帯で入手可能で、合理的な価格で小型の4K HDRモニターを見つけることができます。
特にゲーミングを目的としない標準的なテレビでも、上位のゲーミングテレビの価格の3分の1程度で十分な性能を発揮します。
繰り返しにますが、画面サイズを求めるなら、選択肢はゲーミングプロジェクターです。通常のテレビよりも高価ですが、優れたバランスとコストパフォーマンスは抜群で、画面サイズにおいて圧倒的な存在と言えます。没入感のある映像に加えて、低遅延、HDR、4Kを備えたゲーミングテレビと同等の性能を提供するゲーミングプロジェクターは、ゲーミングテレビよりもかつてない体験を提供します。しかし、プロジェクターはHDMI 2.1やVRRなどのPS5の機能を提供しません。最終的には、個々の好みやニーズに応じて選択ください。
まとめると、モニター、ゲーミングプロジェクター、ゲーミングテレビの中から自分に最適なゲーミングディスプレイを選ぶには、自分がどんなゲームをどこでプレイするのかをよく確認する必要があります。一般的に、モニターは最速のゲーミングディスプレイを提供するがPCに最適であり、高価なゲーミングテレビは機能が豊富で家庭用ゲーム機に最適である。その中間に位置するゲーミングプロジェクターは、比類のない広い視野を持ち、まさに映画のようなゲーム体験ができます。この記事が満足のいく決断ができるよう、願っています。
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