キャンセル
Windows自動カラーマネジメント（ACM）は、マルチモニター環境で一貫したカラーパフォーマンスを提供するために設計された最新の自動カラーマネジメント機能です。しかし、ACMは外部ディスプレイに対して色域を強制的にsRGBに圧縮させるため、BenQプロフェッショナルモニターが本来持つ広色域表示を阻害し、Palette Master Ultimate使用時のキャリブレーション精度にも悪影響を与えます。
Microsoftは「従来のディスプレイICCカラーマネジメントを使用する」を選択すればACMの影響を回避できると提案していますが、このオプションを選ぶとICCプロファイルの適用不良やICCsyncの失敗が発生します。
グラフィックデザイン、写真のレタッチ、映像ポストプロダクション、プリントプルーフなどの高精度作業においては、キャリブレーション前にACMを無効にし、「従来のディスプレイICCカラーマネジメントを使用する」を選択しないでください。これにより、モニターが最も正確で完全な広色域表示を行えるようにします。
ACMを無効にする手順：
1. PMUアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
2. 「互換性」タブで、「従来のディスプレイICCカラーマネジメントを使用する」が未チェックであることを確認します。
3. 「システム」>「ディスプレイ」>「カラーマネジメント」へ進み、「アプリケーションのカラー管理を自動で行う」を無効にします。
注意：グラフィックカードの深度設定を調整すると、ACMが自動的に再有効化される場合があります。PMUを再起動した際、リマインダーウィンドウが表示される可能性があるのでご注意ください。
