ゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)徹底ガイド|シミュレーターセットアップに最適なプロジェクターを選ぼう

  • 2025-09-01

ゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)とは?

ゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)とは、打席の横に設置する小型のレーダーまたはカメラベースの装置です。クラブとボールがインパクトした瞬間を追跡し、その映像やドップラーデータを解析して、重要な数値を算出します。

ボールスピード:インパクト直後にボールがどのくらいの速さで飛び出したか
打ち出し角度:ボールが低く出たか、高く出たか
スピン量:ボールの上昇や曲がりにどの程度影響するか
キャリー距離:これらのデータに加え、空気抵抗やスピン減衰モデルをもとに予測される飛距離

これらをリアルタイムで提供することで、週末ゴルファーはガレージに設置したシミュレーターでグリップを微調整でき、クラブフィッターやコーチは混み合った練習場でも一日に多くのプレーヤーのシャフトやスイングを最適化することが可能になります。

人気のゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)ブランド

FlightScope
FlightScope Mevo+の Fusion Tracking は、3Dドップラーレーダーと同期カメラを組み合わせ、20種類以上のデータ(上下左右の打ち出し角度、スピン量、スマッシュファクター等)を計測。「Action Video」機能では、スイング映像にデータを重ねて表示できます。

Foresight
GCQuadの4カメラ方式により、追加機器なしでヘッドスピード・スマッシュファクター・スイング軌道・インパクト位置を正確に計測。同シリーズのGC3では、3カメラ方式で同様のクラブデータを取得できます。

Garmin
Approach R50はデュアルレーダー+トリプルカメラを搭載し、15種類以上のクラブ・ボールデータを計測。高速インパクト映像に加え、10インチのタッチスクリーンと43,000コースのシミュレーションを内蔵しており、屋内でも屋外でも本格的なラウンド体験が楽しめます。

SkyTrak
SkyTrak+は改良型のフォトメトリックカメラとデュアルドップラーレーダーを搭載。同時に、機械学習によるアルゴリズムでクラブパスやフェースアングルを、TrackManと1.5度以内の精度で、屋内外問わず測定できます。

TrackMan
TrackMan 4は、光学強化レーダー追跡(OERT)技術を採用。2つのドップラーレーダーと同期したハイスピード光学カメラにより、スピン量・スピン軸・フェースインパクトなどの詳細データを提供。プロから信頼される計測精度を誇ります。

Uneekor
Uneekor EYE XO2は、3台の高速カメラと赤外線センサーを搭載。その28インチ × 21インチ(約71cm×53cm)のヒッティングゾーン(従来のEYE XOより約300%拡大)で、クラブパスやフェース角を含む24種類のデータを、マーキング不要のボールで取得できます。

おすすめのゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)は?

      
カテゴリ モデル 主な特徴 おすすめのユーザー層
エントリークラス Garmin Approach R10 ドップラーレーダー、クラブパス、スピン軸、シミュレーター対応 予算重視で持ち運びを重視するゴルファー向け
Rapsodo MLM2PRO デュアルカメラ+レーダー、240fpsのインパクト動画、シミュレーター対応 映像フィードバックと豊富なデータ分析を求めるゴルファー向け
Swing Caddie SC4 Pro サブスク不要、スピン指標、携帯性あり シンプルでサブスク不要な体験を望むユーザー向け
SwingLogic SLX Hybrid Pro 基本データ計測、GPS、スピーカー付き、コンパクト 予算重視の初心者やカジュアルプレイヤー向け
ミドルクラス FlightScope Mevo+ (2023) レーダー+カメラ、最新の計測、シミュレーター対応 総合的なデータ取得を追求する中級ゴルファー向け
Full Swing KIT レーダー方式、タイガー・ウッズ推奨、シミュレーター対応 精度と携帯性を求める本格ゴルファー向け
Garmin R50 高精度、フォトメトリック方式、シミュレーター対応 精度とインドア対応力を求めるユーザー向け
SkyTrak Plus 高精度、フォトメトリック方式、シミュレーター対応 精度とシミュレーションにこだわるインドアユーザー向け
Uneekor EYEMINI 高精度、フォトメトリック方式、シミュレーター対応 精密データを求めるインドアゴルファー向け
QED 高精度、フォトメトリック方式、シミュレーター対応 精密データを求めるインドアゴルファー向け
ハイエンド Foresight GC3 天井設置の3カメラ、マーキング不要で豊富なデータ取得 天井設置で精度重視のインドアゴルファーやクラブフィッター向け
Foresight GCQuad 4カメラ方式、ツアー級精度、多彩な計測 プロやコーチの精密分析用に最適
TrackMan 4 デュアルレーダー+カメラ、高精度、詳細データ取得 トーナメント選手やエリートインストラクター向け
Uneekor Eye XO2 天井設置の3カメラ、マーキング不要で豊富なデータ取得 天井設置で精度重視のインドアゴルフ施設向け

ゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)には最適なプロジェクターが必要?

ゴルフ用弾道計測器(ローンチモニター)は数値を教えてくれますが、そのデータをコース映像として映し出すのはプロジェクターです。
高解像度ならフェアウェイのラインがはっきり見えるので、狙いを定めやすくなります。 十分な明るさがあれば周囲の光に負けず、グリーンが灰色っぽくならず鮮やかに映ります。 投写距離(スロー比)はプロジェクターをスクリーンからどのくらい離して設置できるかを決める重要な要素。間違えると映像が切れたり、スイングの邪魔になったりします。 さらに低遅延と適切な色再現も重要ポイント。これらを自分の環境に合わせて選ぶことで、ローンチモニターは「スライドショー」ではなく本物のゴルフ体験に近づきます。

弾道計測器(ローンチモニター)用プロジェクターを選ぶ前に知っておきたい主なスペック

解像度:1080p vs 4K

コストを抑えて弾道やショットデータを確認するだけなら1080pでも十分です。 ただし4Kなら芝目や数字がより鮮明になり、屋外ラウンドに近い臨場感を味わえます。 PCなどの出力解像度に合わせて選び、必要以上に高解像度にしないのがポイントです。

明るさ:部屋に合わせた明るさ選び

室内光のコントロールは、どんなすごいスペック表より重要です。
地下室や専用のシミュレーションルームなら3,000~4,000ルーメンでも十分です。 一方、日光が入るガレージや部屋、照明を落とせない商業スペースでは5,000ルーメン以上を目安にすると、色鮮やかな映像と弾道ラインがはっきり映ります。

投写比:なぜ短焦点が有利なのか

短焦点レンズ(おおよそ0.5-1.0)は、プロジェクターをインパクトスクリーンの近くに設置でき、クラブやプレーヤーによる影を防ぎ、床面も有効に使えます。短焦点モデルを天井設置すれば、光線がスイング軌道の上を通るので、映像を遮らず、機材や目を保護することも可能です。その結果、弾道計測器(ローンチモニター)のデータが常に見やすくなります。

弾道計測器(ローンチモニター)用プロジェクター選びで避けたいポイント

低輝度のオフィス用プロジェクター: オフィス用モデルの明るさは数千ルーメン程度なので、明るい打席ではスクリーンが白っぽくなり、ボールの弾道を追いにくくなります。

ランプメンテナンスの放置: プロジェクターのランプは使用時間とともに暗くなります。ランプ使用時間を確認せず放置すると、練習したい時に突然故障したり、映像が暗くなったりすることがあります。

解像度とソフトの不一致: シミュレーションソフトは1080p、4K、ウルトラワイドなどに対応しています。プロジェクター側で対応できない場合、弾道計測器(ローンチモニター)のデータが引き伸ばされたり、ぼやけたりしてしまいます。

プロジェクターと弾道計測器のグレードの差: エントリークラスのシミュレーターはミドルグレードのプロジェクターで十分です。一方、ツアーレベルのセンサーには高コントラスト・高リフレッシュレートのプロジェクターが必要です。ここで予算をかけすぎたり削り過ぎたりすると、一方の性能がもう一方の足を引っ張ることになります。

弾道計測器(ローンチモニター)に最適なゴルフプロジェクター

エントリーモデル向け弾道計測器(ローンチモニター)

SkyTrak、FlightScope Mevo+、Rapsodo MLM2Proなどのエントリークラスの弾道計測器(ローンチモニター)を使ったセットアップには、LW650AH500STが最適です。どちらも明るい4,000ルーメン出力で、AH500STは1080p解像度です。これにより、多少明るくて狭い空間でも鮮やかな映像を実現します。アスペクト比16:9のシミュレーションソフト共通のレイアウトに対応。TGC 2019やE6 CONNECT Basic、Awesome Golfなどのソフトウェアは、地下やガレージに家庭用ゴルフローンチモニターシミュレーターを設置する際、投影距離6m以上を確保できる場所はLW650が、逆に3~4m程度の狭い空間ならAH500STとの相性が良いです。

ミドルクラス向け弾道計測器(ローンチモニター)

Foresight GC3、Uneekor QED、Garmin R50といったミドルクラスの弾道計測器(ローンチモニター)利用者には、AH700STLU935STがおすすめです。GSPro、TGC 2019、E6 CONNECT Full Versionなどのシミュレーションソフトの細部も鮮明に投影します。AH700STは1080p解像度と4,000ルーメンのレーザー出力で明るさと色再現性を両立。より明るい部屋には5,500ルーメンのLU935STが適しており、ディテール損なわずにクリアな画質を維持します。これらは本気で取り組むゴルファーやセミプロ向けの製品です。

プロフェッショナル向けハイエンド弾道計測器(ローンチモニター)

Trackman 4、Foresight GCQuad、Uneekor Eye XO2など、プロ仕様の弾道計測器(ローンチモニター)を利用する場合、当社ではAK700STおよびLK936STを強くおすすめします。AK700STは4Kレーザー投影、4,000ルーメンで、エリート向けトレーニングでも鮮やかな映像を提供。LK936STは4Kレーザー出力、5,100ルーメンの明るさで、明るい商業空間でも鮮明な画像と色再現性を保証します。いずれもハイエンドのゴルフシミュレーション施設や競技向けユーザーの期待に応える、安定した性能を発揮します。Trackman Virtual Golf、FSX Play、GSProなどのプロ用シミュレーションソフトを高設定で動作させても、本プロジェクターはツアーレベルの映像、リアルな芝とボール軌道を再現します。

BenQゴルフシミュレータープロジェクター比較表

プロジェクターモデル 解像度 ルーメン 投写比 最適な弾道計測器のグレード
LW650 WXGA(1280x800) 4000 1.21-1.57 エントリークラス
AH500ST 1080p 4000 0.5 エントリークラス
AH700ST 1080p 4000 0.69-0.83 ミドルクラス
LU935ST WUXGA (1920x1200) 5500 0.81-0.89 ミドルクラス
AK700ST 4K UHD 4000 0.69-0.83 プロフェッショナル
LK936ST 4K UHD 5100 0.81-0.89 プロフェッショナル

BenQプロジェクターを正しく選ぶことで、スイングからラウンド、シミュレーター体験のすべてをより充実させることができます。
おすすめモデルをぜひご覧いただき、シミュレーター環境をアップグレードしてみてください。


BenQのシミュレーションゴルフ用プロジェクターに関する
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