『Re:ゼロから始める異世界生活』『STEINS;GATE』『ご注文はうさぎですか?』など、数々の人気作を手掛けるアニメーション制作会社である株式会社WHITE FOXでは、今年の新入社員の入社にあわせて BenQの液晶モニター「GW2486TC」を10台導入していただきました。
今回はWHITE FOXの代表 岩佐岳氏が語る導入の背景やモニター選びのポイントを、現場の声とともに紹介していきたいと思います。
BenQ ホームモニター GW2486TC/GW2486TC-JP
23.8インチ USB Type-C搭載アイケアモニター
「極端なことを言えば、すべて手描き、つまりアナログでも問題ない」と話す同社 代表取締役の岩佐岳氏ですが、現実問題とし、アニメーション制作の現場もデジタル化の波が押し寄せており、特に仕上げ以降の作業ではデジタル化が必須。その流れから、原画や動画の制作においても徐々にデジタル化が進められているそうです。
デジタル化を進めるうえで、やはり欠かすことのできない液晶モニターですが、今回「GW2486TC」の導入に至った理由のひとつとして、「ブルーライトカット」「フリッカーフリー(チラつきの発生を抑える)」など、目に優しい機能を備えた「アイケアモニター」であることが挙げられます。長時間モニターを見ていると、目の疲労は蓄積します。
「実際、どの程度緩和されるのかはわかりませんが」と前置きしつつも、「目に優しいに越したことはない」と、その性能に大きな期待を寄せます。
代表取締役 岩佐岳氏
目の疲れと不快感を効果的に軽減し、 視界を快適にします。
目の疲れ、ダメージの原因となる フリッカー(チラつき)の発生を抑えます。
コンテンツの輝度や周囲の明るさを検知し、 画面の輝度を自動調整します。
WHITE FOXでの原画や動画の制作は、基本的に、ノートPC+液晶ペンタブレット+液晶モニターという組み合わせで作業が行われています。
つまり、1人のクリエイターが3枚のモニターを使う構成となっており、主な活用方法としては、ノートPCの画面にキャラクターの設定、液晶モニターにタイムシートと呼ばれる指示書を表示しながら、液晶ペンタブレットで絵を描くことが多いとのことです。
複数のモニターを利用することから「デイジーチェーン」、タイムシートが縦長であることから画面を縦にできる「ピボット機能」が最低でも必要になるという岩佐氏。
さらに絵コンテも表示したいという希望から、タイムシートと絵コンテの両方を液晶モニターに表示させている方もいらっしゃるとのことで、「もう1台くらいあってもよい」との考えを示します。
もちろん、ノートPCと液晶ペンタブレットだけで十分という方もいらっしゃるとのことで、「実際に、使う使わないは別」としながらも、全スタッフにモニターを用意。
「基本的には、モニターの数は多いほど仕事はしやすくなります」と結論付けます。
「デイジーチェーン」とは1本のケーブルで複数のモニターを数珠つなぎのように接続できる機能です。
モニター同士をケーブルでつなぐだけでマルチディスプレイ環境を構築、簡単に切り替えができるマルチタスクな環境を実現します。シンプルな配線により、作業スペースもすっきり保てます。
さらにピボット機能を利用して、複数のディスプレイの表示をカスタマイズできます。
「ピボット機能」とは、モニターの画面を90度回転させて縦向きで使用できる機能です。
縦長の文書やウェブページ、アニメ制作で使用される縦型のタイムシートなどを画面いっぱいに表示できるため、作業効率がアップします。
画面の回転だけでなく、画面の高さや角度も使用用途に合わせてカスタマイズできるため、快適なユーザー環境を提供します。
WHITE FOXがBenQの液晶モニターを導入するのは今回が初めてではありません。
打ち合わせスペース用として導入されていた液晶モニターなどに「不満の声などが一切なかった」ことが、さらなる採用に繋がっているそうです。また、岩佐氏自身がプライベートでBenQのゲーミングモニターを使用していたことも、大きなきっかけとなっています。
また、「GW2486TC」の白いカラーリングについては、「部屋が広く感じられてよいのでは」と好感触で、USB Type-C接続の利便性についても高く評価。
しかしながら、BenQ独自の技術や機能である「ノイズキャンセリングマイク」や「輝度自動調整機能」など残念ながらまだ活かされていないものもあると岩佐氏。法人として複数台での導入を考えると、機能面よりもコスト面が気になるという本音を明かしつつも、高機能・高パフォーマンスであることは必要な要素であるとお話していただきました。
打ち合わせスペースに採用いただいているBenQモニター
新たに「GW2486TC」が導入された同社の南スタジオは、動画の制作を中心とした作業が行われています。
もちろん南スタジオでも、ノートPC+液晶ペンタブレット+液晶モニターという組み合わせとなっていますが、実際に使用されている方に話を聞くと、液晶モニターの使い方は人それぞれ。タイムシートを表示している方だけではなく、原画を表示したり、液晶ペンタブレットの画面を大きく表示している方もいらっしゃいました。液晶ペンタブレットの画面を液晶モニターに映し出すことで、目線が上がり、姿勢を正すのに役立つそうです。
自宅や学校などで絵を描く場合は、液晶ペンタブレットやノートPCだけを利用していたという方がほとんど。液晶モニターを併用する環境は非常に快適で、作業効率もかなり向上するとのことです。
また、アイケアモニターという名に恥じず、目への負担も大きく軽減されているとのこと。仕事中はずっと画面を見ることになりますが、なかには「あまり目が痛くならないのでブルーライトカットの眼鏡を使わなくなった」という方もいらっしゃいました。
BenQのアイケアモニター「GWシリーズ」は、長時間の作業による目の疲れを和らげる設計になっているため、Windowsを利用したオフィスワークに最適です。
1本のUSB Type-Cケーブルで、ノートパソコンへの高速データ転送と65Wの給電を同時に行えます。
スマートフォンをはじめとしたその他デバイスへの給電・データ転送など、使い勝手のいいデザインを実現しました。
デイジーチェーン接続で簡単にマルチモニターセットアップが実現することで、ワークスペースはすっきりまとまります。
また画面のピボット(回転)機能を活用すれば、ニーズにあった使用方法にカスタマイズが可能です。
コントラストが高いコーディングモードでは、コーディング・プログラミング作業中も、それぞれの文字色が読みやすく際立ちコントラストや彩度の高い描写が可能となります。
モノクロの電子書籍やドキュメント閲覧用で最適な輝度値で文字がクリアになります。