AIを利用して自分のスイングを録画・解析できるゴルフスイング練習アプリ「GOLF VISION」を開発するSKYROAD株式会社では、「GOLF VISION」の提供だけでなく、同アプリを活用したインドアゴルフ場のプロデュースや設計・設置作業なども行っています。 また、日本プロゴルフ協会理事 兼 千葉プロゴルフ会会長の新井真一プロが運営する「TRUE1 Golf Academy」のレッスン会場として、ゴルフスタジオを提供しています。
SKYROAD株式会社 代表取締役兼CEO 蒋力氏
「GOLF VISION」は、正面もしくは後方に携帯端末を設置し、アプリを起動しておくだけで、スイングすると自動で録画されます。AIを活用することによって、スイングのアドレスからフィニッシュまでを限定して撮影し、1ショットごとに映像が保存されます。そして保存された映像は、高度な画像処理演算によって、V-Zone、手首の軌跡、骨格の動き、重心の軌跡、肩腰の回転角度などのガイドラインをリアルタイムで表示されるなど、優れたフォーム解析アプリとして高く評価されています。
また、ユピテル製のゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」と連動させることによって、スイング動画に、飛距離、ヘッドスピード、ボールスピードなどを同時に表示させることが可能。スイングの特徴を見える化するだけでなく、数値化できることによって、自分で確認するのはもちろん、ティーチングを受ける際のアイテムとしても非常に有効なツールとなっています。そして、この「GOLF VISION」をゴルフシミュレーターと組み合わせることで、効率的な室内トレーニングが可能。ゴルフシミュレーターの性能を最大限に発揮させるアイテムとして、BenQプロジェクターが利用されています。
同社のショールームには現在、5,500ANSIルーメンという高輝度を誇り、ゴルフモードで高い色精度を発揮するWUXGAレーザープロジェクター「LU935ST」、4LED光源を採用した5,000ANSIルーメンの高輝度プロジェクター「LH750」、そして4K HDRに対応したハイエンドプロジェクター「X3100i」といった3台のBenQプロジェクターを設置しています。
「X3100i」は、本来ゲーミングプロジェクターという位置づけですが、家庭に導入する場合は、インドアゴルフだけでなく、ホームシアターやゲーミングプロジェクターとしての用途が強く求められることがあることから、モデルケースのひとつとして設置されています。
もともとゲーミングモニターに興味があったことからBenQに注目していたというSKYROAD株式会社 代表取締役兼CEOの蒋力氏ですが、耐久性や色合いの面からDLP式のプロジェクターが好みだったこともあり、「BenQさんはDLPの最大手なので、プロジェクターについても調べてみることにしました」と振り返ります。
そして何よりも、「多くのメーカーさんは、ホームシネマや会議などの用途に向けた製品の延長線上にありますが、BenQさんはシミュレーションゴルフ用に特化している」ところに大きな関心を持ったと言います。
さらに、「プロジェクターは消耗品」という観点から、ゴルフ用途で使う場合は「特に“耐久性”が重要」だと指摘。「練習場はホコリが舞い上がりやすいですし、ゴルフクラブに砂などが付いていることもあるので、内部を完全に密閉したような“防塵設計”はとても重要」であると続けます。
インドアゴルフで使用するプロジェクターについては、“DLP”、“ゴルフに特化”、“耐久性”といった三要素からBenQプロジェクターを推奨する蒋氏ですが、映像面に関しても「期待通りのDLPらしいしっとり感」と表現。
また、ゴルフ練習場という環境はホームシアターなどとは異なり、完全に暗くしてしまうことができないため、「その明るさの中で、しっとりとした画質と、レーザー特有のするどさが表現できているので、最初に見たときからすごいと思いました」と賞賛します。
また映像面に関して、「GOLF VISION」など別のモニターで確認が必要なツールを使う場合、プロジェクターが投影する映像の質が低いと、「どうしても球を打った後に、確認用のモニターに目がすぐに行きがち」になるそうです。そうすると、フィニッシュの姿勢が疎かになるという悪い習慣がついてしまいます。
「ちゃんと最後まで前を見て、ポーズをしっかりと固定し、正しいスイングの感覚を身につけることが上達への重要なキー」であり、「人の目は繊細なので、汚いものは生理的、本能的に見なくなってしまう」という観点からも、プロジェクターが投影する映像は非常に重要であると力説します。
一方、蒋氏は自らが使用するだけでなく、インドアゴルフ場の設計や設置、フィッティングなども行っていますが、BenQのプロジェクターについては、その性能だけでなく、アクセサリーとして用意されている「プロジェクター用天吊金具」についても絶賛。
プロジェクターとの着脱や角度の調整などが非常に簡単にできるため、プロジェクター本体だけでなく、その周辺機器にまで力を入れている点を高く評価します。BenQの本社がある台湾は、日本と同様に地震が多いことから、「天吊金具には最初からこだわっていた」とBenQのスタッフも自信を覗かせます。
プロジェクター用天吊金具CMP-80 : 25kg以下のBenQプロジェクターに対応した天吊金具
・最大荷重:25kgまで
・回転:360° チルト
・角度範囲:±25°
あらためて、インドアゴルフ用のプロジェクター選びのポイントについて伺うと、「インドア環境を暗くするのは非常に難しいので、多少高くても映像が明るいプロジェクターを選ばないと、絶対に後悔します」とアドバイス。
また、ホームシアターとは異なり、スクリーンと正対したベストポジションにプロジェクターを設置することは基本的に難しいことが多いため、「角合わせ機能」が必須となります。
さらにこれから導入するのであれば「4Kのものを選んだほうが絶対に良い」と強く推奨します。「現状はフルHDでも対応は可能ですが」と前置きしつつ、「ゴルフ系の計測器は文字が多くて細かいので、フルHDでは文字がぼやけてしまう」という問題を指摘。通常、4Kで表示するためには高性能パソコンを組み合わせる必要がありますが、「BenQさんの4Kプロジェクターには優れたアップスケーリング機能が備わっており、フルHD出力でもプロジェクター側で高画質化が可能」であることから、コスト面でも有効であると結論付けます。
実機を購入する前に、プロジェクターが自分の環境に適合しているかどうかを確認できるサービスであり、決して安価ではなく、失敗が許されないプロジェクター選びの大きな味方となっていますが、「私自身がお客様に勧めるという点でも、エントリーモデルからミドルレンジ、ハイエンドモデルまですべてを無料で試すことができるのは非常に大きい」という蒋氏。「お客様の要望に応えて、様々な提案ができるのはもちろん、実際にお客様の環境にあっているかを事前にしっかりと確認できるのは非常にありがたい」と評価を惜しみません。
サポート面に関しても、BenQの対応に「非常に助けられている」という蒋氏。「どんなに耐久性が高くても、絶対に故障しない機械はありませんから、トラブルが起こることを前提として、サポート体制についても事前にしっかりと確認しておくことが重要」であり、その点でもBenQの対応を高く評価。
「プロジェクターの品質は当然ですが、設置する業者選びも重要です」と蒋氏は続けます。「最近のプロジェクターは調整機能が優れていて、調整できる範囲が非常に大きくなっていますが、それでもやはり、映像をきれいに見せることができるベストエフォートの範囲は限られている」と指摘。
「プロジェクター本体の明るさはもちろん、周辺光量やスクリーンとの距離、角度などをちゃんと理解できていない業者の場合は、本来の画質の半分も発揮できていないケースが少なくない」と警鐘を鳴らし、「間違った設置を行うと、製品の評価も誤ってしまいます。
本当の体験、プロジェクター本来のパフォーマンスを発揮させるためには、しっかりとした業者選びが非常に重要だと思います」というアドバイスを贈ってくれました。
SKYROADでも設置を請け負っています。業者選びでお困りの場合は是非、ご連絡ください。
SKYROAD株式会社
東京都墨田区立花5-37-5
info@golf-vision (@は半角に置き換えて送信ください)
ショールーム見学設備体験対応、事前予約必要