AQCOLORテクノロジーは、映像制作に求められるRec.709やDCI-P3、印刷分野のAdobe RGBなど、さまざまなプロフェッショナル向けカラー規格に対応しています。さらに、これらの規格基準にBenQ独自の高精度なチューニングを重ねることで、どのフォーマットにおいても信頼できる色の精度を実現します。
例えばRec.709では、ガンマ、色域、ホワイトポイント、輝度、そして画面全体の均一性など、映像品質を左右する重要な要素が厳密に定められています。AQCOLORテクノロジーはこれらの条件を満たすだけでなく、「暗部起点のガンマ補正」といった独自技術により、深い暗部においても階調の忠実さを保ち、プロの映像編集者やカラーリストが求める色の精度に応えます。
Rec.709の環境で正確なグレーディング作業を行い、Netflix®やYouTube®などの配信プラットフォームで確かな色精度を実現するためには、ガンマ2.4の精密な制御が求められます。特に暗部では、わずかなガンマのズレが、バンディングや黒つぶれ、意図しない色ズレの原因となります。
バンディングや黒つぶれのイメージ
暗部での階調の不均一、シャドウのディテールの損失、階調の段差が発生。
意図しない色ズレのイメージ
中間調での階調のなじみ不良や色ズレによる、色や色相の歪みが発生。
BenQのAQCOLORテクノロジーは、暗部を起点にガンマを精密に補正する「暗部起点のガンマ補正」技術を採用。暗部から明部へと滑らかにつながる自然な階調を描き出すことで、明暗のディテールを保ち、階調破綻を最小限に抑えます。これにより、一般的な表示環境で起こりがちな黒つぶれを効果的に防ぎます。
整った階調レベルによる、明暗の滑らかなグラデーションを実現。
さらに、BenQはCalman認証取得の高精度な暗部の色再現により、明暗全域にわたりRec.709のガンマ精度を高いレベルで維持し、NetflixやYouTube向けコンテンツ制作に携わるプロフェッショナルクリエイターに、安心して使用できる色精度の環境を提供します。
AQCOLORテクノロジーのユニフォミティ技術による工場出荷時キャリブレーションでは、画面全体の色と輝度が均一に見えるように調整しています。標準の25点スポット測定に加え、より広い領域を対象にキャリブレーションを行うことで、画面広範囲で均一性のある色表現を実現します。
この高い均一性を実現するために、厳格な基準を満たした高品質なパネルのみを選定しています。また、パネル内を数千の微細な調整エリアに分割し、それぞれのエリアごとに輝度と色度のズレを個別に微調整します。これらにより、画面広範囲にわたり均一で安定した色と輝度を保ちます。
※画像はイメージです。
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すべての測定機器を単一の基準規格に整合させ、誤差許容を限りなく抑えた状態でカラーキャリブレーション作業を行っています。
各モニターを相互にクロスチェックし、複数モニター間でも一貫した色再現が得られるよう仕上げています。 1台のみの使用環境でも、マルチモニター環境でも、AQCOLORテクノロジーはすべての画面で統一された一貫性のある色再現を提供します。
これらのプロセスを経たカラーキャリブレーションにより、仕上げ工程のポストプロダクション、複数の制作現場環境、そして色の一貫性が求められる様々なワークフローをサポートします。
AQCOLORテクノロジーとは、BenQ独自のカラーマネージメントテクノロジーで、クリエイティブプロフェッショナル向けに、業界カラー規格に準拠した色の精度、画面広範囲の色の均一性、複数画面間の色再現の一貫性を実現します。
AQCOLORテクノロジーは、それぞれの業界カラー規格に対して、暗部起点のガンマ補正技術や第三者機関による検証、さらに、細かく分割した調整エリアごとの補正を行うユニフォーミティ技術を組み合わせることで、より高い精度の工場出荷時キャリブレーションを提供します。
AQCOLORテクノロジーは、デザイナー・映像編集者向けに設計されたPDシリーズと、フォトグラファー向けに設計されたSWシリーズのモデルに搭載されています。
暗部起点のガンマ補正技術により、AQCOLORはRec.709で規定されるガンマ2.4に準拠し、正確な黒レベル、暗部での滑らかな階調表現、バンディングの抑制を実現します。これにより、NetflixやYouTube、放送向けコンテンツ制作に最適な表示環境を提供します。