インタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)で生徒のエンゲージメントを向上させる5つの方法

  • BenQ
  • 2019-03-31

教室内エンゲージメントの重要性に関しては、最初に私立大学が設立されて以来語り続けられています。ペンシルベニア大学は1740年に設立されましたが、その経営者であるベンジャミン・フランクリン氏の 「言われたことは忘れる、教えられたことは覚える、関わったことは理解する。」という言葉は有名です。

これまで、教師は授業前に準備が必要な印刷済みの写真やフラッシュカード、動画などを利用してエンゲージメントを高めていました。しかしこれには時間がかかり、より新しいデジタル方式の注意喚起方法に比べると効果は半分程度でした。つまり、 インタラクティブ・フラットパネル(電子黒板) が幼稚園から高校3年まで(K-12)の教育で利用できる最も効果的な指導用テクノロジーの1つである理由は、枚挙にいとまがないのです。1

チームポストでの学習競争
生徒が最も求めていることの1つに、教室と自宅の両方でより関与型かつ双方向型の課題が扱えるということが挙げられます。デジタルホワイトボードには、多くのことをより関与型にするための機能が多数搭載されていますが、その1つがチームポストアプリケーションです。このアプリケーションは教師のことを考えた設計になっており、以前は標準的なホワイトボード上で実施されていた学習ゲーム用のデジタルプラットフォームを提供します。基本的にこのアプリケーションはインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)のスクリーンを分割し、ボードの前に立った生徒が同時に問題を解けるようにします。宿題の確認や理解度クイズを共同型のテスト形式に変え、健全で友好的な競争を刺激する安全な環境下で生徒がお互いに競い合うところを想像してみてください。2

高校の歴史の授業で教師が個人やチームをボードに送って問題を回答させたり、小学校の算数の授業で簡単な計算演習を行ったり、中学校の英語で俳句のスキルを見せ合ったりするなど、これは共同型のチームワークを刺激する素晴らしい手段です。ボードに内蔵されたストップウォッチアプリケーションを使えば、教師が各回の時間を区切ることもできます。

ふせんを使ったディスカッション

現在の電子黒板では、自分の意見を書いた電子ふせんを個人用デバイスからスクリーンへ投稿することによって、各生徒が同時に授業へ参加することができます。その後で教師は議論に最適な意見を選んで特定の生徒と議論が集中することなく質問に回答することができるので、共有すべき貴重な意見を持っている内向的な生徒の感情が保護されます。

さらに、この機能は意思表示のための挙手機能や理解を深めるための問題の指差しができるため、これまでよりも時間を節約することもできます。教師は大勢の中で挙手する勇気のある生徒の声だけでなく、生徒全員の声を確認することが可能です。この機能は教科書のディスカッショントピックを確認する際に特に便利なもので、教師は生徒全員に対して最低1つのふせんを提出するよう指示できるため、どの生徒にも責任を持たせられます。

即時のコンテンツインポートや生徒からのフィードバックを得るためのクラウド接続

Google ドライブ、Microsoft OneDrive、Dropbox、独自の個人用クラウドといった各自のクラウドストレージから教師が双方向型の教材を利用できるようにすることで、デジタルホワイトボードは授業をさらに参加型にします。写真の印刷のことは忘れて、教師は授業中にさまざまな画像を自分のデバイスやウェブ検索を利用して直接取得することができ、デジタルふせんを用いて生徒と議論したり、生徒が確認できるようにそこに直接注釈を入れたりといったことが、すべて1つのデバイスで実現します。また、教師は自分のノートパソコンをインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)に映し出し、使い慣れた環境でプレゼンテーションを行うことも可能です。この柔軟性があるおかげで、教師による自分の教育用プレゼンテーション、ウィキペディア、ナショナルジオグラフィックやCrash Courseといった、その他の教育用ソース間の切り替えが簡単になります。

この好例として、インタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)のインターネット接続を利用した遠足の計画が挙げられます。教師は、画像、地図、生徒からのリクエストのフィードバックをすべて1つのデバイス上で取得することができます。また、クラウドから自分や生徒のドキュメントを取得してボード上でそれを直接編集することも可能です。これにより、クラス全体が失敗から学び、益を得ることができます。教師が生徒にクラスメートの間違いを探すように促すこともできるため、宿題の確認がより共同型の体験になります。

プレゼンテーションとコラボレーションモード

デジタル教室の概念を拡張したインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)は、人気の高まっているBYOD(Bring Your Own Device)のポリシーを奨励し、補完します。このポリシーでは、生徒が自分のテクノロジーツールを教室内に持ち込むことができます。それから生徒はこうした個人用デバイス(スマートフォン、タブレット、ノートパソコン)をインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)に接続し、これによって教師は各自のデバイスを制御して有益な情報を表示することができるようになります。

デジタルホワイトボードの中には、生徒のデバイスに接続するための2つの特別なモードを搭載していることで他より抜きん出ているものがあります。指導をする場合、教師はプレゼンテーションモードを使用することができます。このモードでは一方向のコミュニケーションしか許容されないため、生徒がボードに変更を加えることはできず、情報の受信のみが可能です。2つ目のモードはコラボレーション用に設計されたもので、授業中に各自の席から、生徒がボードに直接書き込んだりコメントしたりすることができます。このことは、全員が注意を向けていること(そしてノートの下に雑誌などを隠していないこと)を確認するのに役立ちます。

分割画面でのコミュニケーション

最後に、分割画面アプリケーションを使うと、複数の生徒がスクリーン上で同時に作業を共有し、クラスメートと復習をすることができます。高校の国語の授業では、今全員が書き始めようとしている最近出された研究論文課題の導入になるものについて、協力することができます。その一方で、小学校の授業では教師が生徒による書き取り宿題をすべて一度に確認することが可能です。

さらに、接続された生徒の作業のサムネイルがスクリーンに表示されるため、教師は異なる生徒の作業を簡単に切り替えることができます。特に宿題という観点においては、この種のアプリケーションは生徒に新たなレベルの説明責任をもたらします。生徒は、自分の宿題がディスプレイに表示されてクラス全員が確認し、コメントすることをわかって授業に臨むからです。また、宿題の確認がより豊かな共同型の体験を提供することで、より効果的に反転授業を行うことができ、生徒が教師の役割を果たせるようになります。

まとめ
インタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)は、プロジェクトベースの学習やエンゲージメントを奨励する反転授業を促進するツールとして使用するべきです。ボードが輝き生徒は注意を向けますが、その注意を維持するためには、教師はボードの使い方をモデル化し、生徒がテクノロジーを利用できるようにする必要があります。これは、エンゲージメントを上げるアクティブラーニングを促進するための最善策です。これまでのプレゼンテーションでは間違いを見つけた場合、たとえば教師がピザを購入することを約束したとしたら、生徒はインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)を使用してウィキペディアで情報源の事実確認を行うでしょう。3

もちろん、ビデオ会議によるリモート教育にもインタラクティブ・フラットパネル(電子黒板)を使用することは可能で、ノイズレベルの管理や出欠確認、参加に特典を与えるためのポイントシステムを作成することができます。この記事では、この教育用テクノロジーを利用してK-12の教室におけるエンゲージメントを高める方法について、概要に触れたにすぎません。最終的にこれは教師の発想力次第であり、デジタル教室では可能性は無限です。